天色の好きなこと

好きなこと、好きなものなど、興味のあることを書こうかなぁ...と。

永遠のもの

今まで私は永遠に続くものはないと思っていました。

 

それは特に愛です。

 

幼い頃の家庭環境や恋をしていく中でそう思うようになったのかもしれません。

 

私の祖母は大正5年生まれで、その時代では珍しく、大恋愛の末に祖父と結婚したそうです。

 

祖父は若くで胸の病で亡くなったらしく、祖母は30代前半から大家族の大黒柱になって家族を支えてきたそうです。

 

たくさんの苦労をしてきたようなんですが、私の知る限り、祖母はどんな時でも笑顔だったし、不思議と周りにいる人を暖かい気持ちにさせるような、愛をたくさん与える人でした。

 

ある日の夜、祖母は私と2人きりの時に、祖父とのことを話してくれました。

 

私自身、生まれた時にはもう祖父はいなかったので、祖父のことはまったくなにも知りません。

 

なので、驚いたのもあり、少し戸惑いました。

 

今まで子供達にも、誰にも話したことなかったけど、 孫の私には話しておきたいと…。

 

祖母は普段、穏やかでとてももの静かな人です。

 

その時、初めて祖母の祖父への強い想いを知りました。

 

それは祖父が若くで胸の病気で入院している時のことでした。

 

もう余命がのこり僅かになったある日、いつものように祖父の元を訪れた祖母は、その日は祖父の休んでいるベットに一緒に横になりました。

そして、祖父に自分の身体を触らせてあげたそうです。

 

感染しないように病院では隔離された状態だったのに、身を守るものはなにもつけずに裸になり、2人一緒に寝たそうです。

 

祖母は言っていました。

 

このまま感染ってしまってもいいとその時、本当に思ったと。

 

若くして病に倒れたあの人に、せめて少しの間だけでも私の身体に触れさせてあげたかったと。

 

当時は死の病といわれる恐ろしい病気だったにもかかわらず…祖母は強く覚悟を決めていたのでしょう…。

 

祖母にとって祖父は自分の命よりも大切な人だったようです。

 

結局、祖父が守ってくれたのでしょうか…その後、感染はしなかったそうです。

 

その時の祖母の顔は今でも忘れられません。

 

私に話してくれてからも、祖母は、胸の中にいつまでも祖父を想いながら、静かに暮らしていました。

 

そしてこの話を私にしてくれた何年か後に祖母は静かに亡くなりました。

 

私は昨年、ある方と不思議なご縁をいただきました。

 

そして、その方に、心のどこかで蓋をしていた自分の心と向き合うきっかけをいただきました。

 

私にとって、忘れてはいけない大切なこともたくさん気づかせていただきました。

 

とても貴重な、大切な出会いでした。

 

その1つが…祖母のことでした。

 

それまでは永遠というキーワードにこだわって、永遠は無いと断言してきましたが…。

 

祖母には永遠の愛がありました。

 

私にメッセージだったのでしょうか…。

 

今は、永遠に続いていくように努力してみようと思っています。

 

 

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